肺水腫再発! 初めての夜間救急
10歳で僧帽弁閉鎖不全症と診断されたウディ。
症状の少ない段階から始まり、肺水腫、投薬、手術を経て、今もケアは続いています(2026年4月現在は12歳)。
シニアわんことミドルなわたし、ふたりですこやかに生きる工夫と日々。都度の選択や迷いを記録しながらQOLを上げることを目指します。
2カ月後の夜中、突然起きた異変
初めての肺水腫から2カ月後、またしてもそれは突然でした。
早朝に失禁があったものの、日中は覇気があり、ちょこまか動いていたウディ。
食事も少しずつ取れていて、呼吸も落ち着いていた日だったのが、夜になって一変。夜中の3時に夜間救急へ運ぶ事態となりました。
ただ、「実際に行くまで」にずいぶん迷いもあったのです。
それは、ウディの行動や態度から「これが緊急事態である」ことを私がしっかり把握できていなかったことと、夜間救急診療料の高さ、から感じたハードル。
結果としては、連れて行ってよかった。
ただ、思うところもあり、ここに体験記録として残そうと思います。

横になれない=呼吸しづらいサイン?
その日はとりわけ暑かった。8月に入り、連日30℃超えが続く中、エアコンを効かせていましたが、犬は自然に近い動物。ウディの身体はしんどい状況だったのだと思います。
就寝前、私はシャワーを浴びに部屋を出て、戻るとウディが落ち着かない様子。布団の上を、うろうろと歩き回っていました。
「ウディ、どうしたの?」と声をかけると、ゴフゴフゴフッと咳をし、吐くようなえづきを繰り返す。それ自体は、これまでにもあった症状だったけれど、この夜はなにかが違いました。
頻度が多く、なにより、ウロウロ動きまわることをやめない。時々、ぺたんと身体を床につけるけど落ち着かないようで、すぐに起き上がり「お座りポーズ」をする。
なにかが変、そんな感じを受けました。
この時のウディの様子。具体的には、
- 横にならない(なれない)
- お座りポーズで、アゴをあげてハッハッハッと喘ぐ
- 呼吸が浅く、早い
咳とえづきのスパンが短く頻度も多かったのが気にかかり、しばらく様子を見ていました。
時刻は午前0時をまわっています。朝は、まだまだ遠い。かかりつけの病院が開くまでには、8時間以上もある。どうしよう。
ウロウロと落ち着きなく動き回るウディの様子に、嫌な予感がふくらみます。迷った末、夜間救急診療を受けてみようと決めました。

のちに、獣医師に確認したところ、「お座りポーズでアゴ上げ、荒い呼吸」は、呼吸困難を起こしかけている状態。すぐに対応が必要
深夜3時、初めての夜間救急診療へ
初めての夜間救急。いざというときのために、対応してもらえそうな病院は、事前に調べていました。
ウェブサイトには、「来院前に、必ず電話予約を」という文言とともに、いくつかの注意書きと、料金についてご案内がありました。
夜間救急診察割増料金:15,000円(税抜)
保証金:40,000円
ご、50,000円、、、! まじか、、、!
処置有無関係なく、デフォで55,000円かかるのかーーーーーー!!!!!
と、一瞬ひるんだけど、目の前でハッハハッハと肩で息しているウディをこれ以上放ってはおけない。ペット保険でもどこまでカバーできるのかわからないし、天井がわからない不安もあるけど、とにかく連れて行こう。
そう心を決めて電話をかけると、割増料金や保証金支払いの確約とともに来院許可が出ました。大体の到着時間を伝え、病院の前に着くと待機していたスタッフが「預かりますね!」と素早くウディを抱えて処置室へ。酸素室で休ませつつ、必要な検査や処置をすると説明を受けました。
それからとても長く感じた待ち時間。ぼんやりと待合室で過ごすこと2時間、先生に呼ばれて説明を受けたところ、やはり肺水腫を起こしていたとのこと。
「だいぶ落ち着いてきたけれど、このまま帰すのも少し気がかりなので、入院してはどうか?」
と勧められました。すでに外は明るく、朝5時。あと4時間もすれば、かかりつけの病院も開く。ウディの呼吸も落ち着いている様子なので、連れて帰ることにしました。ただ、
「今日中に必ずかかりつけ医で再診を受けてください」
といわれ、レントゲンデータや血液検査などの結果をもらい、帰宅後まもなくしてウディを連れ、かかりつけの病院に行きました。

検査結果の詳細やレントゲン画像などは有料でしたが、希望したら持ち帰ることができたのでありがたかったです
予防の「腎ケア」が実る
今回、夜間救急診療で受けた処置は、かかりつけの病院で行われた1回目の肺水腫のときと同じ、利尿剤の注射が主でした。それに加え、酸素室。たっぷり高濃度酸素を浴びたことで、状態が改善したので、行ってよかったです。
検査では、腎臓が悪くなっていないことがわかり、この事実は私の心をグッと軽くしました。
というのも、利尿剤はこの病気に欠かせない薬ですが、腎臓に負荷がかかり、長期にわたっての服用は腎臓を痛めるともいわれています。
今のウディの状態では、手放せない薬だけど極力使用量を減らしつつ、安定を図りたい。そんな思いから、早い段階で予防的な措置を含めた「腎ケア」に力を入れていました。
それが、今回の検査で「実っている」ということがわかり、ホッとしたし、引き続きやっていこうと思いました。

ウディの「腎ケア」は、食養生(薬膳)と中獣医師による鍼灸・漢方サポート。中でも、ゆでた蓮の実を1日1個、すりつぶして与えることは習慣化していました(今現在も続いています)

まとめ
2度目の肺水腫から見えた予兆。ウディのケースは、前段階でこんな状況でした。
- 食欲のムラ
- 呼吸数の上昇(1分間に50前後)
- 失禁の増加
- 連日35℃前後と高い気温
夏は、心臓への負担が強まるため、要注意な季節です。体に余計な熱をためやすくなるのに、排出しにくい状態は、病状悪化や今回のように肺水腫を引き起こすリスクを高めます。
毎日記録していた「ウディ療養日誌」を見返して気づいた、この頃頻発していた失禁も、体に滞る “余分な水” の多さを示しています。「入れて出す」のバランスが崩れている、そんな印象を受けました。

それを整えるため、食養生も取り入れ、きゅうりもおやつ代わりによく食べさせるようになりました。その話はまた別の記事でまとめます
初めての肺水腫から、いちばんキツかった1カ月を乗り越え、波はありながらも少し落ち着いてきていたところで、2度目の発症をしたウディ。夜間救急診療で受けた処置は、今後の自宅でのケアを見直す大きなきっかけになりました。
これ以降、
- 酸素室と高濃度酸素発生器
- ニトロを常備(緊急時に使用する坐薬、かかりつけの先生が処方)
この2つを自宅に備えました。
酸素室は、ここから約1年の間に、2種類の高濃度酸素発生器を使いました。移動にも使い、実は、旅行にも持っていきました。
酸素室関連の導入や細かな使用感については、これから書きますね。

*余談ですが、この日トータルでかかった金額は、私の1カ月分の家賃くらいにまでなりました。ちなみに、保険対象は、処置料のみ。夜間緊急診療にかかる料金は対象外だったと思いますが、会社により異なるかもしれません。お使いのペット保険会社にご確認ください。

入院を断った経緯をかかりつけの先生に話したら「よく断れたね。。。」と驚かれましたが、膨れ上がる診療費の心配、だけではなく、初回の肺水腫後から、かかりつけの先生のアドバイスで立ち回れることが多くなっていたことから冷静になれて「入院しなくても今回は大丈夫」と思えたことが大きかったです
