僧帽弁閉鎖不全症のはじまり。わたしが最初にしたこと

fuku29work23
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10歳で僧帽弁閉鎖不全症と診断されたウディ。
症状の少ない段階から始まり、肺水腫、投薬、手術を経て、今もケアは続いています(2026年2月現在は12歳)。

シニアわんことミドルなわたし、ふたりですこやかに生きる工夫と日々。都度の選択や迷いを記録しながらQOLを上げることを目指します。

「心雑音が少しあるね」

「ちょっと、心雑音が出ているね」

かかりつけの動物病院の診察室で、そういわれたときは、のちにこんなに大変な状況になっていくとは想像できなかった、というのが本音です。

今から3年ほど前の2023年3月29日が、その日。
当時の手帳には「心臓弁膜症?」とメモされていました。

散歩でたびたび足が止まる。
食欲にムラが出ている。

生後6カ月から生活を共にしてきて、10歳になるまで、実はあまりこういうことがなかったウディ。

食いしん坊で、散歩も大好き。
ガツガツ食べて、トコトコ歩くのが日常。

だけどこれは、年のせいかなとも思ってあまり気にしなかったんです。

むしろ、この頃は、突然フンガー!フンガー!というように、鼻が乾いて詰まったような音を鳴らしながらちょっと苦しそうにすることがありました。

食欲不振は鼻詰まりとか気管などに何か不具合があるのかと思い受診したところ、先生が心音の異変に気づいた、というのが「始まり」でした。

その時点では、はっきりと病名を断定されたわけではなく、メモの通り、心臓弁膜症の可能性なども伝えられましたが、先生のなかでは今後の展開が見えていたのかもしれません。 「シニアになると発症するケースも多い。小型犬は多い病気でもある」と言い、「もし僧帽弁閉鎖不全症と診断されたら」というパンフレットをくれました。

見た目は変わらず「元気」。だから、何もしなかった

パンフレットには、僧帽弁閉鎖不全症という病気の説明と、発症初期から末期の症状までがステージ別にイラスト入りでわかりやすく掲載されていました。

かかりつけの先生が発見した段階では、軽度の「ステージB1」くらいだったかもしれません。

先生からも

  • いますぐ投薬が必要な段階ではないけれど、いずれ必要になるだろう
  • 薬は治すためではなく、悪化を遅らせるもの
  • (薬で)良くなる病気ではない
  • 投薬を始めたら、基本的にやめられない(やめると急激に悪くなるリスクがある)

と説明があったけれど、私はまだどこか、ピンと来ていなかったんだと思います。

心臓に異変が起きているとしても、表面的に見える部分はすごく少なかったです。見た目は元気だし、散歩もときどき止まったりしていても、いつもの距離は歩いていたし、食欲にムラがあってもフードを変えたら喜んで食べたので。

だから、この時点ではまだ、ケアなどは考えず、いつも通りの生活を続けていきました。

いま振り返るとハッキリあった「兆候」

2023年3月末頃に受けた最初の診断から1年以上、いわゆる深刻な症状は出ませんでした。

けれど、いま振り返ると、それ以前からいくつか思い当たることがありました。

  • 疲れやすくなっている
    →散歩中に突然立ち止まることが増え、たびたび歩きたがらなくなった
  • 食欲にムラ
    →ごはんを残すように。また、選り好みをするようになった
  • 唾液の粘度が上がる
    →唾液のねばつきが強まり、舐めたあとの食器がベタつくようになった(ドライフードを残すと唾液で固まるように)
  • 怒りっぽくなった
    →食事中や寝ているときそばに行くと唸ったり吠えたりするように(これまではほとんどこういうことはなかった)

当時は、年取るにつれ、ウディも衰えたり頑固になったりしてるんだなと思っていましたが、あれもサインのひとつだったのかもしれません。

断定はできませんが、診断後に症状が進むにつれよりひどくなることもありました(唾液は、その後、食事で変わっていきました。食養生パートで詳しく書いていきます)

初期段階で、気をつけたことは「散歩」

見た目変わらず元気だから、「何もしなかった」と書きましたが、ひとつだけ気をつけたことがありました。

  • 散歩で立ち止まったら、無理をさせない

です。

パンフレットでも、軽度の場合は適度な運動を推奨していましたが、心臓に負担がかかりすぎてはかえって良くない。

わがままで歩かない、ではなくて、疲れて歩けない、というのは心雑音の指摘がなければ気づけないことでした。

先生も「しんどいはずだから、無理させないように。ゆっくり歩いて」というので、診断を受けてからはウディの歩く速度や、立ち止まりに気を配り、疲れが見えたら歩かせず、抱っこして帰るようにしました。

わんこは、飼い主にペースを合わせるのが得意です。

よっぽど具合が悪いとき以外は、散歩や運動でもひょうひょうとやってしまうので本当は不調があったとしても飼い主側が気づかないケースもよくあります。

だからちゃんと気にして、心臓にかかる負担をなるべく減らそうとしました。

手帳に記録しはじめる

診断後、しばらくは「日常」と変わらない様子だったのですが、8月中旬頃から

  • 食欲低下
  • ハウスにこもる時間が増える
  • 便秘気味
  • 散歩の歩き方にムラ(15分で止まったり、30分以上歩けたり)
  • くぐもった咳
  • 毛ヅヤがなくなる

このような症状が出てきました。ちょうど夏の暑い頃。持病があると、梅雨から夏にかけては注意が必要な時季です。なるべくエアコンを低めに設定しましたが、食べムラには困り、手帳に細かく記録をつけはじめました。

そういえば、ウディが小さい頃は、毎日飼育日記をつけていました。食事、排泄、様子を記録していくと、細かな変化に気づけるようになる。それを思い出し、この日以来、変化があるとサッと手帳にメモしていくことにしたんです。

診断から数カ月は、まだ日常の延長にありました。
その後に起きた異変は、次の記事でまとめます。

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ウディまま
ウディまま
シニアで持病のあるわんこと、すこやかに暮らすための実践記録。僧帽弁閉鎖不全症から肺水腫を経験した愛犬ウディと向き合い、治療や通院を重ねながら、療養から日常に戻すまでに取り組んだ食養生や暮らしの工夫、QOLを上げるための選択を体験ベースで綴っています。 ◉このブログを書いている理由やスタンスについては「プロフィールを読む」からご覧いただけます。
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