犬の薬の飲ませ方|嫌がるときに試した工夫とツール
投薬、どうしていますか?
今でこそ、ウディは落ち着いて薬を飲むようになりましたが、最初は本当に大変でした。
肺水腫になるまでは、好物に包めばパクッと一瞬で飲み込む”苦労知らず”なウディでしたが、体の変化やしんどさもあるのか、食べ物自体を拒むこともあり、好物でも
- 匂いを嗅いで警戒
- 食べても吐き出す
という始末。投薬は1日少なくとも2回、呼吸数が多いときは、3〜4回はしないといけない状況下で、私も何度心が折れたことか。どうしてもあげられず、動物病院に薬を持っていき、先生に飲ませてもらった日もありました。

そのときのことはこちらにまとめています

とはいえ、この心臓の薬は、この先ずっと飲み続けなくてはいけないもの(※)。だからこそ、ウディにも私にも負担なくスムーズにできる方法で習慣化する必要があります。
そこで私は、ウディに薬をあげるときのルールを3つ決めて実行しました。
ウディの投薬:3つのルール
1)ごはんや水に混ぜない
そもそもごはんに混ぜて食べてくれたのは、初回だけ。食欲も減退していたため、食べ残しもあるし、警戒してごはんの器に近寄らなくなってしまったので、早々にこれはやめました。
また、水の場合は、飲み干さないと体に入らないし、飲まないリスクも高まるので「水に混ぜる」は試していません。
2)好きなものを使わない
体調が悪いときは、食べるものが限られます。
その中で、薬と結びついてしまうと「もういらない」と拒否するようになり、薬を抜いてももう「食べない」となってしまったため、これもやめました。
病気で偏食が激しくなり、それまで口にできていたものを拒まれると私の心がポッキリ折れ、さらなる不安と焦りにとらわれるため、「好きなものはそのままあげる」を徹底しました。
3)くつろぎスペースであげない
ウディが安心できる場所では、「嫌なことをしない」。これは、ウディが幼いころから守ってきたルールです。ウディには「良い/悪い」の線引きを教えるために一通りのしつけをしましたが、ハウスなどウディのテリトリーでは絶対に叱らず、嫌なことをしない、というのが我が家のルールです。
だから投薬は、ウディにとっての”安全地帯”ではやらないと決めました。
それで選んだのが浴室です。シャンプーの習慣があり、ウディも「ここではじっとする」ことを理解し、そのモードに入るので、「場所を変える」は正解。結果的に、スムーズにできました。
錠剤は粉末にして指であげる
試行錯誤の末、いちばん確実なのは「指」と気づき、ウディには「歯磨きだよ」と思わせて歯に塗りつける手法を取りました。
歯磨きシートを指に巻き付けてウディの口に指を入れる習慣があったので、私も、ウディもこれには慣れていました。
先生から「口に指を入れられるなら、粉末にして、歯や上顎につけるようにすると良い」と教えてもらったことで、希望が見えたんです。
とはいえ、粉薬をそのままっていうのは難しい。かといって、好物は使いたくない。
となると、これまであまりウディにあげていないもので、とろみや粘度があるもの。そして歯に塗りやすいもの、、、と浮かんだのが、ヨーグルト。それも指ですくっても落ちにくい、粘度が高いものがいいと選んだのが、オイコスでした。
しばらくするとウディも私もこれに慣れ、薬の量が減ってきたらある程度さらっとしたタイプでもできるようになったので、今はプライベートブランドのヨーグルトに変更しています。

ヨーグルトは時々変えると、いろんな腸内細菌が育っていいかも
最初のうちは、体調悪い&食欲不振もあって、イヤイヤと首を振って指でも一苦労でしたが、落ち着いてきたら、指につけるだけで自分からペロペロするようになりました。
慣れないうちは、オイコスのように指ですくっても落ちないようなパワー粘度の食品が、投薬向きだと思います。別記事で紹介した、ニュートリスタッドもおすすめです。


投薬に使う食品は「嫌いになっても構わない」と思えるもので試すのが心の負担もかからずおすすめです。これは薬と一緒にあげるやつ、と決めちゃえばいい
投薬用のお助け道具
錠剤カッター

動物病院で購入した、錠剤カッター。
かかりつけの動物病院は、基本的に「カットはご自分でどうぞ」方針なので、錠剤カッターを買いました。専用器なので、簡単にカットできます。
蓋のほうに刃があり、錠剤をセットして蓋を閉めるとカットできます。1/2は均等に分けやすく、1/4も置き方に注意すればできます。ただ、1/8、1/16をこれで均等にやるのはなかなか難しく、カッターも併用しました。

病院で、分割や粉状にしてもらうこともできますが、「調剤料」が別途かかっている場合もあります(明細に記載)。自分で分けることで費用面でも負担は少し軽くなりました
乳鉢

かかりつけの先生に勧められ、購入したのが乳鉢。錠剤だと飲ませにくいため、すりつぶして粉状にするために使いました。
ウディは3種類の薬を一度にあげましたが、1つずつじゃなく、全部混ぜてしまっても問題ないことを確認し、3つの薬をこの乳鉢に入れてすり潰してから与えました。
軽く棒を回すだけでも、すぐに潰れるので、ラクです。ただし、薬が器に残らないようかき出すのが少し面倒でした。陶器に広がるパウダー状の薬が取れにくい。また、購入した乳鉢がちょっと大ぶりで、ひっくり返してトントンできなかったので。安定感があったのはよかったです。
錠剤クラッシャー

しばらく乳鉢を使っていましたが、その後、「瞬間錠剤砕ッカー(※注:勝手なあだ名です)」が便利という情報を友人から得て、購入しました。これがとても便利で、今はこれ一択です。
円錐状の蓋が錠剤を押し潰す仕組みになっていて、錠剤を入れ、蓋を回し閉めると一瞬で砕けます。何個か入れて、まとめて砕くこともできるので、かなり楽です。軽いし、口も小さいから、砕いた後にトントンしても大きく散らばることもなくお手軽。
さらに、蓋の表側にももうひとつ蓋があり、ここを外すと錠剤が入れられるようになっているんです。
携帯するときに、ここに薬を入れて持ち歩くこともでき、本当に便利。今も手放せない便利ツールとして使っています。

私が使っているのはこれです!
錠剤は先に砕く? それとも直前?
最初のうちはずっと、その都度砕いて粉状にしていました。
けれども今は、薬がひとつになり、量も1回につき1/10と少なく、10分割にするため、先に砕く方法をとっています。
そのほうが、分量を均等にしやすく、1回分に分包してケースに収納すれば、あげるときもラク。ただ、湿度が高い梅雨や夏場は、粉がベタつかないよう、できるだけ涼しい場所などに置くように気をつけています。

番外編:合わなかったもの
購入したものの、結局うまく使えなかったものもあります。
- スポイト
- シリンジ(口に直接流し入れるタイプ)
- 錠剤を挟むハサミ状の投薬補助ツール
飲んだり食べたりできないとき、口の横の歯の隙間からシリンジなどで液体を流すような方法で与える方法なども教えてもらいましたが、ウディは警戒心が強まり、それによる心臓への負荷も怖かったので諦めました。
まとめ
1日に何度も行う投薬。終わりの見えない薬の習慣って、負担になるものです。
飲むほうも、飲ませるほうも、できるだけ負荷なく、サクッとできるといいですよね。
そのために、アプローチだけじゃなく、道具を変えたり、場所を工夫したりして、早い段階で「続けられるかたち」を作っておくとだんだんラクになります。
ウディの場合は、
- 粉にする
- ヨーグルトを使う
- 与える場所を決める
この組み合わせが良かったみたいです。ちなみに、浴室であげていたのも1カ月くらいで、慣れてきたらキッチンなどでもあげられるようになりました。
今は、リビングでごはん前に薬+ヨーグルトをあげています。準備すると、自分から膝の上に飛び乗ってくるようになりました。

投薬の方法は、そのこによって合う・合わないがあるので、色々試しながら双方負担がないやり方を選ぶのがおすすめです
本記事では、実際に使っているものを紹介しています(アフィリエイトリンクを含みます)
